鍋はすき焼きがすき

「ちげ」やからチゲ鍋が好きってわけではないんやで

Kosen14s読書会2nd

[2017/5/29] 記事を移動させました。

 

Kosen14′s読書会とは、高専生たちで集まって簡単な読書感想文を日ごとに書いていくイベントです。これだけだと説明不足だと思うので詳しくはKosen14’sサイトへ。

 

 

本のタイトルは

Adobe Creative Cloud ではじめる、一歩進んだクリエイティブワーク 

~CCでデザイン、イラスト、写真、映像、Web、DTPはどう変わる?~

です。

え?読書感想文じゃないって?そんなのしらないしらない。というわけで、解説本のレビューです。まあいいよね。ゆるして。

 

さて、とりあえず手に取ってみた感じは、とても薄い。Adobeの解説本と言えば、1つのソフトにとってみても機能が多くて詳しく細かく書いてあって、分厚ーいイメージなのですが、この本の厚みは1センチちょっとあるかなっていう程度。導入にはちょうどいいサイズ感ではないでしょうか。

実際、CCの導入を考えている人向けに作られているようです。それもあって、このソフトは本来こういう目的で作られて、こんな風に進化してきたんだぜ!っていうのと、こんなことができるんだぜ!というのがざっくり書いてある。一応CCのすべてのソフトについてどういうソフトでどんなことができるかっていうのが書いてあって、概論から始まり、イラスト/グラフィック、写真、映像、デザイン/DTP、Webなどに分類分けされ、わかりやすく構成されています。画像やイラストも多く使われていて見やすくなっています。

 

先ほど、「CCの導入を考えている人向け」と言いましたが、もっと具体的に言うと、世間知らずの中途半端な技術マンや、まったくデザインとかよくわかってないけどやってみたいなぁという人。例えば、僕みたいな世間知らずの中途半端な自称デザイン学んでますアピールマンがCCを導入しようとした時に、詳しい解説ややり方紹介を見て、チラシの作り方を知ったとする。でも、結局、illustraterって何をやるためのソフトなのよっていう、そのソフトが得意としているものがわからないと、なにかcreativeなことしようとした時に間違ったソフトを選択をしてしまったりだとか、最初から使う用途を見いだせなかったりだとか、そういったことになってしまう。つまりソフトの使い方だけでなく、ソフトの使い分け方、いわゆる業界の一種の文化みたいなものを知れる本と言っていい。

僕はAdobeに関してド素人ではあるが、無知なわけではなく、Photoshop elementsはいつも弄ってるし、illustraterもだいぶ前からある父親のおさがりを使っているので、ある程度は理解していたつもりだった。クリエイティブな活動としては、動画編集もAviUtlでちょくちょくやってるし、デザインの勉強も少しながらやってるし……

でも、正直やっぱり「Adobe CCのソフト、なんか英語が並んだアイコンがいっぱいあるし、なんのソフトか知らんやつめっちゃあるな……つかいこなせねぇ」という感じを持っていました。謎のソフトが並んでいると、とても手を付けられないなぁという印象を与えられてしまします。

でもこの本を読んだ後はこんな感じになります。↓

「このアイコンはAdobe Ideasかな。モバイル用で、アイデアのスケッチ用のアプリだね。ベクターデータだからillustraterにポイすれば編集できるし便利だね。」

基礎知識は固められたね。

 

あと、知らなかったシステムや知らなかったサービスも結構ありますね。

たとえば、アプリのクラウド化。

普通ソフトをインストールするときはインストーラーをDownloadして、そのインストーラーでソフトをインストールするのが一般的ですが、インストーラー自体がクラウドに保存されている状態。Adobe Creative Cloudといえど、インストーラーはダウンロードするもんだと思ってた。この感覚は古くなっていくんでしょうかね。あと、クラウドサービスってこんなに便利なんだ!っていうのが具体的に示されていて、ユーザーが実際に使用するシーンをコチラに想定させてくれるので、おおおべんりっすねぇ~てなりますね。

で、CCをもつことによって、最大5つのサイトをもつことができるんですね。これも初めて知りました。

 

やっぱり、即席で何か作ろうとすると、ソフトの使い方や扱う技術も必要ですが、そのソフトが古くからもつポテンシャルやある程度そのソフトで可能なことをわかっていると適切な使い分けができるので、意外とそのような知識を先につけていくというのも、円滑な創作への近道かもしれません。