#オンコン 運営やってる話
どうもちげです。お疲れ様です。
とりあえずこちらを見て欲しい。
https://oncon2020-1.prossell.jp/oncon2020-1.prossell.jp
https://oncon2020-2.prossell.jp/oncon2020-2.prossell.jp
こういうコンテストがあるんすわ。それの運営やってました。 気になったらハッシュタグ #オンコン
経緯
同じ学校の違う学科で仲良くしてる勘太郎(かんちゃん)というやつがおりまして、そいつに「プロジェクトがあるんやけど、一緒にやらんか」と誘われました。
僕の担当はデザインとサイト制作。まぁ「No」という理由もないので「ええで」と回答。チームのSlackに入ったわけです。それがkikiさん代表のプロッセルでした。
僕は某かるた然り14s然り、よく人とパートナー組んでやることが多いんですけど、勘太郎とは他にもいくつかプロジェクトをやってて、信頼もしてたので「ええで」って軽く言えるベースが出来上がってたんですね。
プロッセルのやりたいことを要約すると、やりたいことに熱中するかなり活動的な意欲ある学生が、その意欲ある活動のせいで就活の場を逃したり、就活に時間をさくことにもったいなさみたいなのを感じたりするのをどうにかしたいということ。じゃあ、学生がやりたくてやってるプロジェクト自体やそのプロジェクトの進め方を評価してもらって企業の人とコンタクト取れたら最高じゃんねというのが軸のアイデアです。
これは企業側にもメリットがあって、自分からプロジェクトやるような意欲ある学生が対象な点と、そんな学生のプロジェクトを進める過程を見て評価できる点。学生のプロジェクトを進めるという能力を見極めることができるので、いいよねという話です。しかも、kikiさん曰く実際にこういうニーズがあることを企業の人から相談(?)されたそう。
優秀だからめちゃくちゃ仕事してて稼いでるけど、そのせいで学校の授業が疎かになって留年したり退学しちゃった人もいくつか知ってるし、就活の評価の枠組みにハマれないけど優秀な"惜しい"人が確かに割といそうというのもわかる。共感性がある話なので「その話ノッた」となりました。
オンコンって?
オンコン = オンラインインターンコンテスト
オンコンは学生たちがオンラインでプロジェクトを進めていきビジネスプランを考えるビジネスコンテストです。よくあるビジコンは成果物の発表を聞いて評価するだけですが、オンコンは成果物だけじゃなくそのビジネスプランが生まれた経緯やSlack上のプロジェクトを進める過程が見れるというところに価値を置いています。
完全オンラインなのは、それぞれの学生が好きな時間にプロジェクトが進められるという点でしたが、偶然例のコロナが流行ったことにより、そういう影響を受けないという強みにもなりました。
運営内では当初とりあえずビジコンをやるという話が出ていたんですが、ビジコンをやるのが完成形ではなく、プロッセルが目指すところは先ほど言った「やりたいプロジェクトを進める学生の力がそのまま評価になる」というシステム。
なので、そのベースとして意欲ある学生を集めてコミュニティを形成するためのビジコンにすればいいんじゃないかと提案して、ビジコンをやる目的を明確化しました。コミュニティが形成できれば、意欲ある学生同士でプロジェクトの進め方を議論したり工夫したりと、学生同士の学び場も提供でき、参加した学生同士で高めあえるようになる。そしていわゆる「強い学生」が誕生するというビジョンも見えてきました。
デザインやるなら目的が大事!ということで目的が明確化できたので、ターゲット像もある程度見えてきましたし、サイトに載せる情報やデザインもまとめやすくなりました。
コンセプトがガタガタ
とはいえど、具体的に形にするとなると単純明快なコンセプトが必要で、それが僕がSlackに入った当初はガタガタでした。kikiさんのやりたいこと、企業からのニーズ、市の提案、学生の思い、などなどそれらの間に立たされて右往左往しているような状態でした。
自分の経験上コンセプトがぶれているモノほど、重りのない三角コーンのごとく倒れていくので、これは失敗するな〜という印象でした。準備の進み具合も遅いしもう残り時間もない。でもkikiさん曰くお金とかの関係上、今更引き下がれないらしくて開催はしなきゃいけない。オオコケするか、残念な感じになって「あ〜あ残念もう無理すわ」でチームを去るっていう未来が見えたんですよね。
今思えば、kikiさんの中にそもそもやりたいことが明確にあったんだけど、企業さんからのニーズとか市からの要望とかに寄せるしかなかったからブレてたんですね。kikiさん自身がおっしゃるようにkikiさんは言語化苦手だそうで、kikiさんが元々考えていた理想像が伝わってなかったんです。
は〜〜コンセプト立てるのもデザイナーの仕事ですか〜〜〜〜〜 ということでコンセプトを立てる作業です。時給ください。
情報共有難しいね
このプロッセルという団体、運営もオンラインなんですよね。勘太郎と僕は奈良高専生というのもあり、よく情報共有ができていました。ただ、kikiさん率いる長岡側との情報共有がズタボロでした。
その上、学生で整理したコンセプトやサポート団体の意向、制約の板挟みを受けて、長岡側ではビジコン開催の内容がコロコロ変わってました。何も知らない奈良勢は「いつの間にそんな話になった?」「そしてなぜ?」「前の会議の内容で納得してましたやん?」みたいになって「情報共有しっかりやってください!!」と勘太郎と二人でkikiさんにドチャクソ怒ってた時もありました。
サイトデザインとサイトの実装するだけのはずだったのに、いつの間にか、サイトに載せる情報を考えることも絡んできて、結局コンセプトのディレクションっぽいことまでしてましたね。
代表の言葉で明確に
Webに「代表の言葉」を表示したくてkikiさんにお願いしたんですね。それがこちら↓
ん〜なんか違うな、って印象だったんですね。このなんか違うなっていう印象を言語化して査読してるのがそのスレッドの32件です。でも結局その後の文章もなんか違うなって印象は変わらなくてオンライン通話しました。 そこでかなり議論した後に、kikiさんがポロッと「フィンランドに留学行って帰ってきたときに、日本の就活のタイミングと合わなくて友達が留年したんだよね」みたいな話をしたんですね。それを聞いたときに、これだ!これこそkikiさんの純粋な思い!と思って「それです!!それを文章にして書いてください!!」とお願いしました。
その後また査読が入って、オンコン第一回の「代表の言葉」が完成しました。
今見ると70%くらい僕の考えた文章な気がする……
コンセプトを絞る
kikiさんがポロッと本音発言を聞いた僕はコンセプトを少し修正して、サイト上の文言も少し変えたりしました。ちなみにですが、オンラインインターンコンテストという名前を提案したのは僕です。紆余曲折あってできたコンセプトがこちら。
3つにまとめるのも苦労したなぁ。本当にオンライン要素いる?とか本当にプロセス評価できる?とか、そういうの全部聞いて、サイトに書いた情報が嘘にならないようにしなきゃいけない。
参加した人が「企業の人全然活動プロセスに関わってなかったな〜」とか「オンラインしんどいメリットなくね?」とか「企業の人と全然繋がらんかったが?」ってなってしまったら、わざわざメリットとして書いてあることが逆効果になってしまう。
だから運営もオンラインでやってるなかで、初めての試みを全てある程度把握する必要があったのは、かなりしんどかったですね。
もしそう思った人がいればごめんなさい。第一回だから許して… フィードバック待ってます。今後改善していくぞ!
そしてオンコン開催
コンセプトもまとまって、やっとサイトが作れて、しんどいし精神の余力があんまり残ってなくて、その後の実際の運営活動は全部他の人にまかせちゃいました。いや、まぁ当初のサイト作る業務は果たせてるので、まぁいっか。みんな運営頑張ってくれ〜〜
オンコン第一回開催は課題点も多かったですが、何とか倒れることなくいい感じに終わったので、よかったねって感じでした。
参加者の方いればぜひフィードバックよろしっく。
オンコン#2始まる
あ〜やるんすか〜またしんどくなるかもな〜って感じだったんですが、運営にサイト制作をする人員も増えたので、タスクが僕に集中するのも良くないし、とりあえずサイト制作をまかせてみました。
第一回開催の時からある程度教えたり協力したりでやっていたので、Gitの解説本とかを渡してバグとかで詰まったら僕がヘルプ行くって形にしました。 まぁヘルプできるくらいは余裕持っとかないとなぁなんて思ってたら、運営サイト制作担当(miyajiさん, Otaniさん)が優秀でいつの間にかサイトができてました。僕いらないすね。
そして優秀デザイン担当(JD.氏)が運営にやってきたので、デザイン業務もお任せ! よしよしタスクが開けて自分のやりたいことできるようになったぞ!ポートフォリオ制作開始!バイトバリバリ!研究進捗!マイクラ起動!人間的生活(室内)!
コンセプトがそのままだから僕いなくても回ってるし、ちょっとサイトの修正とか作業するくらいで過ごせていたので、運営陣が増えたことは単純にありがたかったですね。
このまま適度に働いてお金稼ぎて〜って思ってますのでkikiさんよろしく。(今のところ無給)
オンコン#2が何やら楽しそう
プロッセルのお仕事が落ち着いて、バイトのお仕事をバリバリやってたんですが、どうやらオンコン#2が盛り上がってる感じで、一度朝会夜会に参加してみました。
その瞬間に当初僕が言っていた、"コミュニティ"の形成を感じたんですね。テンションバク上がりですよ。
そのときにしたツイートがこちら↓↓↓。イキリ散らしたみたいになってすいません。
サイトデザインが褒められることも嬉しいけど、それよりこのオンコンが自分の整理したコンセプト通りに綺麗に盛り上がってて、名は体をあらわすって感じになっていることの方が凄く嬉しい
— ちげ (@Chige12_) 2020年4月22日
ということで、例え無給だとしても僕がもっとコミットしていいコミュニティにしたいなって気持ちが出てきました。なので途中から朝会とか夜会とか参加し始めたという経緯です。
まとめ
オンコン開催の経緯とかコンセプトとか運営の裏話とか、ちょっと公開して話してみた方がこのコンセプトに共感する人が現れねぇかなっていうので書いてみました。
文章量多くてすいません。
ちなみに僕はビジネスとかマネタイズとかあんまり知らないし興味もあんまりないんですけど、デザインとかコンセプトの話とかは割と好きなので、今後もよろしくやっていただけると幸いです。
あと、Otaniさんにわかりやすいと褒められたGit解説本置いておきますね(露骨な宣伝)
嬉しいツイートがあったから載せちゃお
弊社の技術インターンやってもらった時に、フロント周りの修正めちゃくそ成果出してくれて有難かったのだけど、あの成果ですら彼の実力のほんの一部でしかなかったことがこの記事から読み取れてビビり散らしてる😇
— 【¥288,188】にしこりさぶろ〜 (@subroh_0508) 2020年4月28日